38.イッセンタカサゴ
■夏のこの時期の海は小魚の群泳が賑やかです。小魚といえばキビナゴ(体長3〜4センチ)が有名ですが、今日はもう少し大きなイッセンタカサゴの群れの写真を紹介します。
成魚の体長は13〜15センチぐらいで、追い込み漁などで一斉に捕獲され市場に出回る、沖縄ではポピュラーな魚です。フライや煮付けで食べますが、写真の群れはまだ小さな個体群で、体長6〜8センチぐらいでしょうか。群れで行動する魚の不思議については以前にもご紹介しましたが、群れることの最も分かりやすい行動理由は写真(下)をみればすぐ分かりますね。誰が見たってこれは鯨です。外敵から襲われないために、まるで鯨の形に見えるように群泳しているのです。それも平面的なシルエットではなく、どの角度から見ても鯨(それも肉食で攻撃的なマッコウクジラ、というところがニクイ!)
に見える立体的な形状なのです。この行動、どうやって学習してどんなふうに相互意識を持って行うのでしょうか。それは遺伝子信号による、といってしまえばそれまでのことですが、やはり「群れ」は群生個体(集合意識)なのでしょうね。
[真栄田岬・沖縄本島中部]
2003年7月26日
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